うちの仔猫のデニーが死にました

うちの仔猫のデニーが、車にはねられて死にました。

オレが、コーチングの勉強をしに、東京に行っている間にです。

今朝、家に帰ってきて、庭に埋葬された、デニーのお墓を見ました。

家の前の、死んだデニーが見つかった、コンクリートの歩道を見ました。

まだ、血の跡があり、デニーの毛も少しありました。

こんな硬いところで、死んだのかと思うと、つらくなりました。

そして、ほんとうに死んだんだなぁと思いました。

家の中は静かです。

いつもと変わらないのに、静かです。

東京で、仔猫のデニーが死んだことを知ったとき、まったく実感はわきませんでした。

だけど、デニーの写真を見ていると、すごく悲しく、寂しく、信じられませんでした。

そして、人間の言葉を喋れないデニーの後ろに、

何百万、何千万、何億、何兆という、人間の言葉が喋れない動物たちが、見えました。

ブタも、ウシも、ニワトリも、ヒツジも、イルカも、ウサギ、ガチョウも、シャケも、マグロも、ワニも、ヘビも、カメも、イノシシも、シチメンチョウも、ゾウも、キリンも、イヌも、ネコも…ニンゲンも、

死ぬことは同じで、なのに、なんで、

ブタや、ウシたちが殺されることには、なんの感情も動かされず、

その肉を食べ、その皮や羽を着てしまうのだろう。

大半のみんなは、やさしいひとばかりなのに。

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